薪割り手法の作業分解【写真付きで解説】

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私の特技の1つは薪割りです。以前、薪割りと「薪割りとマインドフルネス」という記事を書きました。薪割りは健康に良いことが沢山あります。

私が初めて薪割りをしたのは、非電化工房さんの塾生として勉強していた時です。かれこれ11年前になります。工房には薪ストーブがあり、冬場は毎日炊いていました。大変温かく魅力的で何よりカッコイイと思った私は、自宅に薪ストーブを設置することを決意し、翌年には自宅にDIYで薪ストーブを設置しました。なので毎年、薪割りをしています。

さて、私の薪割りの手法は工房の藤村さん直伝のものです。初めて手にした斧はグレンスフォシュ製のものでした。初めて振り下ろした斧は薪に命中せず、足元の地面に当たってしまう始末。でも、何度か振り下ろすうちに命中率が上がり、今ではほぼ狙ったところに当てる技能を習得しました。薪割り歴10年になります。

薪割りの動作は6段階に作業分解できます。画像(1~8)も参照してみてください。

①.足は肩幅程度に開く
②.斧を持つ際、左手は斧の端で固定し、右手は斧に軽く添える程度にする。
③.玉切りした木の中心部分に斧の先端を当てて、振り下ろす位置を確認する。
④.姿勢を正し、斧を頭上に真っ直ぐ振り上げる。
⑤.膝を曲げながら斧を振り下ろす。この時、右手は滑らしつつ、斧の自重を利用して振り下ろす。
⑥.玉切りした木が割れて、斧の先端が薪割り台に軽く刺さっていることを確認する。

玉切りした木の形状や大きさ、節の有無、乾燥度合などにより斧の当て具合を調整します。ここが面白いところで、薪割りの醍醐味とも言えます。自転車に乗る練習の様に、薪割りも数をこなせば誰でもできるようになります。

ところで、薪割りの技能は意外なところで役に立ちます。それは、餅つきです。子供の通っていた保育園では毎年恒例の餅つき会がありました。この時私は、自然と杵を臼の中心を捉えることに気付きました。餅つきは、作って楽しい、食べておいしい、皆で楽しいイベントです。

餅つきイベントでは、お父さん方が交代で杵をふるい、中にはとても上手に杵をふるうお父さんも。その様子をパッと見た瞬間に、お父さんの職業が大工さんだと分かりました。本人に聞いてみると大正解。掛矢をふるう姿勢そのものだったからです。

ここ2年間はコロナ禍で、餅つきイベントが無いのはさみしいことですが、薪割りなら一年中できます。皆さんも、薪割りしてみませんか?

今日もありがとうございます。

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この記事を書いた人

千葉県我孫子市出身/二児の父/人生の経営者として生きる40代パパ/手作り生活研究家/里山料理研究家/halu農法・創命農法実践家/薪割りマスター/薪ストーブ活用アドバイザー/住宅断熱アドバイザー/自然エネルギー活用コンシェルジュ/ブログ「縄文生活」運営/電気工事士/ワークショップ講師/
20歳の時にペンション・シャロムヒュッテの臼井さんとの出会いに衝撃を受け、何でも作ることのできる人になることを意識するようになる。3回の転職と日常生活での実践を経て、電気・建築・木工・溶接・配管、金属加工・陶芸・農・野草採取・料理・ワークショップ講師など、生活全般を自給自足できる技能を習得。想像し、アイデアを形にすることが得意。
コロナ禍と友人の死をきっかけに、「人生を主体的にデザインする生き方」、「そこそこの人生から最高の人生へ変化する」ことを強く意識するようになる。
現在の目標はセルフビルドで自宅を建築すること。理想は、誰もが自らの能力を活かし、家族や仲間と共に愉しく暮らせるコミュニティーで生活すること。縄文時代の英知に現代のテクノロジーを融合させたライフスタイルを日本の文化にすることを目指す。

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