桜も開花して春本番を迎えました。畑のが作業も本格化するこの季節ですが、ここ2週間ほど畑に行けていないので、作業が遅れています。さて、我が家には昨年の秋に収穫したサツマイモがまだ残っています。サツマイモは寒さに弱く、保管しているお芋の中には黒く変色してスポンジ状になってしまったものもいくつかありました。
そんな中、状態の良いものもまだまだあります。サツマイモは品種によって、保存性が良いものとそうでないものとがあります。自宅で保管する場合は人間の生活が優先になるため、温度(15度程度)と湿度(90%程度)をサツマイモに合わせることが難しいです。このため、我が家では、保存性の良い品種を選択して作付けしました。関東では紅あずまの作付けが多いようですが、低温に弱く保存性はいまいちです。そこで我が家では、似たような色と食味の金時芋や紅おとめを作付けしています。
保管場所は自宅のリビングルームの一角に設けました。段ボール箱の内側に断熱材を敷いてからサツマイモを入れて、蓋を閉じるだけの簡単な方法です。これで9割以上のサツマイモが、3月中旬を過ぎても問題なく保管できている印象です。
写真をご覧いただくと、カラフルなお芋が複数あります。昨年はゴールデンウイークに5種類を作付けしました。食味の異なる5品種ですが、どれも紛質の強い品種です。子供たちは、いわゆる「べチャ芋系」の方を好むようで、来年は紅はるかを植えて欲しいと注文がありました。
カラフルなお芋は見た目はきれいですが、妻子の反応はというと、始めこそ珍しがって食べてくれましたが、ある程度回数を重ねていくと、オーソドックスな黄色いお芋が一番良いという結論に。紫やオレンジ色のお芋は甘みが穏やかだったこともあり、人気はいま一つでした。そんなわけで私は、カラフルなお芋を中心に楽しんでいます。
今年は黄色いお芋で、かつ紛質系とベチャ芋系を中心に作付けしようと思います。苗は5月に入ると品薄になるので、変わった品種は特に早めに注文しようと思います。