次世代へつなぐ野草サバイバル講座を開催しました。

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9月30日(土) 9:30から15:30までの時間で、講座の講師を務めました。今回の主催も「花と光の学舎」様です。

土手での野草探しの様子

今回の講座は12名の参加があり、午前中は全員でフィールドを巡り、質問に答えつつ多種多様な野草についてご説明しました。

時間はあっという間に過ぎました。丸一日時間かけても良いくらいです。

午後は調理実習会場へ移動しての調理実習です。皆で3時間ちょっとの時間をかけて、分別、洗浄、下処理、調理、盛り付け、実食を行い、その後、講師の私から写真用いての小話をしました。こちらも、

朝から歩きっぱなしの立ちっぱなしだったので、流石に参加者の皆様もお疲れだっかかもしれません。次回は休憩タイムも挟みたいですね。

ところで今回は、参加者様がマルバツユクサの自生地を発見するという嬉しい出来事がありました。このお方は講座に複数回参加されていて、自らも野草に親しむ実践派。回を重ねるごとに楽しみを増していらっしゃいます。

お花は控えめで愛らしい
とても瑞々しい

今回は少人数での開催だったため、参加者様と一緒に解説をしながらゆっくりフィールドを巡りました。収穫できた野草は全部で13種類程。エンライトの目は他にも沢山の野草を捉えていましたが、時間の都合上、絞りました。

調理実習では、12種類のメニューを皆で作りました。天ぷらに関しては「クズの芽」がホワイトボードに書き漏れていました。

クワの葉は、エンライトがあらかじめ用意したもので、お茶とパスタに展開しました。ホワイトボードには書かれていませんが、収穫して保存しておいたキクラゲと無肥料無農薬の自前の畑で収穫した赤紫蘇の粉末も、ジェノベーゼ(パスタ)に入れています。また、野草を発行させて作ったサイダー、お酢、パン酵母の種の実物のご紹介、野草の写真を使った解説も行って、なるべく五感を刺激できるように努めました。時間の都合でお見せできなかったものも複数あったため、また別の機会で準備しようと思います。また、プロジェクターを使って、野草の写真を紹介する時間も設けました。

ラズベリーで作った天然パン酵母
カリンで作った酵素ドリンク

ところで、食後の身体の感覚に意識を向けたことはありますか?もしかすると、野草料理の数々を楽しんだ後、いつもと違った身体の感覚を覚えた方もいたかもしれません。これは私の感覚なのですが、例えば、「辛いものを食べると気が荒れる」、「空腹の時に油炒めや天ぷらを食べると食後に身体が重くなる」、「極度の空腹時は、油炒めは身体が受け付けない」などです。もちろん、いつも同じわけではなく、その時の体調によって、食後の感覚は様々です。エンライトは、食後の身体の感覚を「食べ心地」と言っています。食べ心地の良い食事ができた時は、体に良いものを良いタイミングで食べた証と言えます。

もしかしたら、講座の後に身体が軽く感じられたり、逆に重く感じられたりした方もいるかもしれませんが、そうした感覚を味わうことが身体の調子を整えることに繋がります。よく「身体の声を聴きましょう」と言われますが、「食べ心地」も身体の声を聴くための手段の一つでしょう。

この世界に自分と同じ人間は誰一人として存在しないし、生きる環境も異なりますから、同じものを食べても人によって異なる反応をするのは当然のことです。日本では幼稚園に入園する頃から、周りの人と同じように生きることを教育されます。人と違う行動や選択をすることがイケナイことだど潜在意識に刷り込まれているのです。でも野草を見ていると、それぞが好きなように生きていれば自然の均衡が保たれるような気がします。心療内科の看板を掲げるクリニックが駅前のコンビニエンスストア並みに店舗展開されていますが、日常的に自然とのつながりをもって生きていれば、心身の不調があったとしても自力で立ち直ることができるでしょう。だから、本来は心療内科は必要のない医療サービスなのかもしれません。

野草は自然や地球とつながる手段の一つであり、人類が長年に亘り薬草を利用してきた事実がそのことを証明しています。とはいえ、日常生活では人間を相手にして活動する時間の方が遥かに長いですから、ストレスが溜まっていくのも無理はないですね。生態系のように、どちらかに偏りすぎることなく、何事もバランスを保つことが大切です。多くの日本人は、バランスを崩しているように見えますが、そのことに気づいている人も一定数います。エンライトの活動が、そうした人たちのお役に立てば幸いです。

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エンライトは、似たような価値観を持つ仲間と共に、新しい暮らしの形を作ることを目指しています。それは、日々の暮らしが遊びであり、学びであり、働くことでもある、「遊暮働学」というライフスタイルです。

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この記事を書いた人

千葉県我孫子市出身/二児の父/人生の経営者として生きる40代パパ/手作り生活研究家/里山料理研究家/halu農法・創命農法実践家/薪割りマスター/薪ストーブ活用アドバイザー/住宅断熱アドバイザー/自然エネルギー活用コンシェルジュ/ブログ「縄文生活」運営/電気工事士/ワークショップ講師/
20歳の時にペンション・シャロムヒュッテの臼井さんとの出会いに衝撃を受け、何でも作ることのできる人になることを意識するようになる。3回の転職と日常生活での実践を経て、電気・建築・木工・溶接・配管、金属加工・陶芸・農・野草採取・料理・ワークショップ講師など、生活全般を自給自足できる技能を習得。想像し、アイデアを形にすることが得意。
コロナ禍と友人の死をきっかけに、「人生を主体的にデザインする生き方」、「そこそこの人生から最高の人生へ変化する」ことを強く意識するようになる。
現在の目標はセルフビルドで自宅を建築すること。理想は、誰もが自らの能力を活かし、家族や仲間と共に愉しく暮らせるコミュニティーで生活すること。縄文時代の英知に現代のテクノロジーを融合させたライフスタイルを日本の文化にすることを目指す。

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