食用キノコは有難い

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今日から栃木県は日光市へ来ています。日光市の山間部は毎日のように夕立があり、林内は常に湿っています。

苔むした林床では、野生のキノコをそこかしこに見つけることができます。特に多く見かけたのはイグチ類。

パンケーキの様なイグチ類
苔むした林床のキノコは絵になる

イグチ類は種類が多い上に、命名されていないような亜種の存在もあるため、同定が難しい事が特徴です。

さらに、時代によって生えるキノコが変化しています。10年前には見られなかったキノコが今は生えていると言ったこともあります。

また、昔は食用キノコとされていたものが、現代では毒キノコ分類されているものも結構あります。

野生のキノコは本当に奥深いものです。

そんなキノコを、人類は長く食料として利用してきました。熊などの雑食の野生動物も食します。食用キノコの道程の歴史には、数多くの犠牲者がいました。

毒キノコ、食用キノコ、どちらの知識も持っていないと痛い目に合うどころか。命さえ危ぶまれる事があります。

日本も、縄文時代にはキノコを食していた事でしょう。きっと、キノコに苦しめられたご先祖様もたくさんいたに違いありません。

こうした先人の経験が伝承されて、現代の豊かな食生活に繋がっています。

キノコを見るにつけ、感謝と畏敬の念が湧いてきます。

今日もありがとうございました。

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この記事を書いた人

千葉県我孫子市出身/二児の父/人生の経営者として生きる40代パパ/手作り生活研究家/里山料理研究家/halu農法・創命農法実践家/薪割りマスター/薪ストーブ活用アドバイザー/住宅断熱アドバイザー/自然エネルギー活用コンシェルジュ/ブログ「縄文生活」運営/電気工事士/ワークショップ講師/
20歳の時にペンション・シャロムヒュッテの臼井さんとの出会いに衝撃を受け、何でも作ることのできる人になることを意識するようになる。3回の転職と日常生活での実践を経て、電気・建築・木工・溶接・配管、金属加工・陶芸・農・野草採取・料理・ワークショップ講師など、生活全般を自給自足できる技能を習得。想像し、アイデアを形にすることが得意。
コロナ禍と友人の死をきっかけに、「人生を主体的にデザインする生き方」、「そこそこの人生から最高の人生へ変化する」ことを強く意識するようになる。
現在の目標はセルフビルドで自宅を建築すること。理想は、誰もが自らの能力を活かし、家族や仲間と共に愉しく暮らせるコミュニティーで生活すること。縄文時代の英知に現代のテクノロジーを融合させたライフスタイルを日本の文化にすることを目指す。

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