家は自分でつくるもの【住宅ローン35年はもういらない】

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私にはセルフビルドの住宅を建てる目標があります。きっかけは、20年ほど前に長野県安曇野にあるシャロムヒュッテというペンションに行ったこと。そのペンションの建物はすべてセルフビルドでできている。当時の私はパーマカルチャーに興味関心があり、それを実践して生活しているシャロムヒュッテのオーナー臼井さんの生き方にとても惹かれました。それ以来、私は臼井さんの様に何でも自分で作れる人を目指しました。その、作れるようになるものの1つが建物です。

さて、我が家には住宅関係の蔵書がそれなりにあります。住宅関係とは言っても、ちょっと変わったものが多いかも。今日は、その中かから1つご紹介します。

地球生活記

「地球生活記」です。この本は、多くの日本人が持つ住宅という概念からすると、到底、住宅とは思えないような住宅の数々に圧倒されます。この本はネットで見つけ、直感的に購入しました。本を開いたら最後。食い入るように見入ってしまいます。

タイの手作りの藁木の家
アフリカの手作りの土の家
オーストラリアの手作りの地中の家

掲載された住宅は私の目にはとても魅力的に映りました。あぁ。豊かなくらしだなぁと。住宅は本来、家族や仲間と協力して作っていくものなのだなと、改めて思いました。一方、資本主義の経済圏で暮らす多くの人々は他人が仕事として作った住宅をお金で買う事が当たり前ですよね。

でも、世界には住宅をお金で買わない人々が結構いるようです。自給自足的な暮らしをしている民族に多いようです。でも、彼らの写真を見る限り、その暮らしぶりが貧しいとは感じません。むしろ、35年の住宅ローンの返済の為にせっせと働く方が貧しく縛られているように感じます。

東京などの都市圏に建つ住宅は、狭いうえに値も張ります。ところが、少し田舎の方に行けば、古い住宅付きの土地が格安で販売されています。仕事をする場所や、教育の受けさせる場所の縛りをクリアできれば、無理な住宅ローンを組む必要もなかもしれません。

自分でリフォームする能力と時間があれば、選択肢はかなり広がるはずです。

このように考えると、まったく家を買うという発想が湧いてこないのです。そして、地球生活記の表紙を見るたびに、自分や仲間と共に、土・藁・木を使った住宅を建ててみたい!と思うのです。

そう、縄文時代の人々も、住宅は集落の人たちで協力して作っていました。近い将来私は、古の住宅づくりの魅力に現在の技術を融合させて、どこか素敵な場所に住宅を建築していることでしょう。

今日もありがとうございました。

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エンライトは、似たような価値観を持つ仲間と共に、新しい暮らしの形を作ることを目指しています。それは、日々の暮らしが遊びであり、学びであり、働くことでもある、「遊暮働学」というライフスタイルです。

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この記事を書いた人

千葉県我孫子市出身/二児の父/人生の経営者として生きる40代パパ/手作り生活研究家/里山料理研究家/halu農法・創命農法実践家/薪割りマスター/薪ストーブ活用アドバイザー/住宅断熱アドバイザー/自然エネルギー活用コンシェルジュ/ブログ「縄文生活」運営/電気工事士/ワークショップ講師/
20歳の時にペンション・シャロムヒュッテの臼井さんとの出会いに衝撃を受け、何でも作ることのできる人になることを意識するようになる。3回の転職と日常生活での実践を経て、電気・建築・木工・溶接・配管、金属加工・陶芸・農・野草採取・料理・ワークショップ講師など、生活全般を自給自足できる技能を習得。想像し、アイデアを形にすることが得意。
コロナ禍と友人の死をきっかけに、「人生を主体的にデザインする生き方」、「そこそこの人生から最高の人生へ変化する」ことを強く意識するようになる。
現在の目標はセルフビルドで自宅を建築すること。理想は、誰もが自らの能力を活かし、家族や仲間と共に愉しく暮らせるコミュニティーで生活すること。縄文時代の英知に現代のテクノロジーを融合させたライフスタイルを日本の文化にすることを目指す。

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