私の通う自然農の畑には、野菜に交じって様々な野草があります。
今の季節(7月)にオススメの、苦味やアクなどのクセがほとんどなく、野菜のように食べられる野草として、4つをご紹介します。
①.ツユクサ
その名の通り、梅雨の季節に最も勢い付く野草。茹でてお浸しや和物、汁の実に。青い花は、お酢の物やお料理のアクセントに。
②.シロザ(アカザ)
芽の中心部分が白く粉を吹き、水をよく弾く特徴があります。アカザは、芽の中心部分が赤い粉を吹いていますが、同様に使えます。
ホウレンソウの代用にできます。柔らかい茎から芽先までを食します。軽く茹でた後、お好みで5分程度水にさらしてから、お浸し、和物、炒め物、汁の実に。
沢山食べた後、強く日焼けすると皮膚炎症状が出る事があるとの記述も見ますが、私は今のところそのようなことはありませんでした。食べる量や体質によるのかもしれません。
③.イノコヅチ
見た目は固そうですが、クセはほとんどありません。8月に入ると少しゴワゴワした食感が強くなるため、若芽だけを際すして食します。再生力が旺盛なので、若芽を摘んでも次から次へと新たな若芽が出てきます。ホウレンソウのように調理できます。軽く茹でて和物、炒め物、汁の実に。
④.スベリヒユ
観賞用の品種のポーチュラカの原種と言われています。シュウ酸をそこそこ含むため、茹でただけでは少々酸味が残りますが、20~30分ほど水に晒すことで酸味が弱まり、野菜の様に美味しくいただけます。
なお、茹で時間はホウレンソウと同じくらいにします。あまり長くゆでると柔らかくなりすぎて原型が崩れてしまいます。少しぬめりがあり、美味しいです。知るの実、酢の物、卵とじなどに。
野草の力をいただいて、夏を乗り切ります。今日もありがとうございました。