今日から始める平和で幸せなライフスタイルの実現方法 その1

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個人レベルでできる、ライフスタイルの改善

それでは、我々はどのようにすれば、縄文時代のような平和で幸せな生き方、SDGSが掲げる17の目標を実現できるような生き方にシフトできるのでしょうか。

その答えのヒントになるのがこれだと私は思います。

1.自然と触れ合う時間を持つこと
2.いろんなことにチャレンジしてみること
3.生活に必要なものを、なるべく手作りすること
4.仲間と助け合いながら生活すること

今日は、「自然と触れ合う時間を持つこと」について書いていきますね。

街で生活する人々は、人口構造物に囲まれた暮らしをしています。人間が作った物には、必ず作った意味があります。例えば、鉛筆は字を書くためにつくられました。コップは、水を飲むために作られました。一方で、自然物の存在そのものに意味は無く、中庸です。例えば、石ころは何かをするために、自然が作りだしたものではないですね。道端の草も同じです。意味を与えるのは人間なのです。

人間は意味を求める生き物です。脳の一部が他の動物と異なる発達をしたために、言葉を扱うようになりました。言葉を使って思考するようになり、意味を考えて行動するようになりました。

人間以外の野生動物のことを想像してみてください。彼らは自然の中で生きる上で必要なもの全てを自給自足しています。そして、何世代にも渡って命を繋いでいます。言語も無ければ文字も無い、けれども後世に着実に生きる術を伝えている。驚くべきことに、こうした営みは全自動で行われています。生まれながらにして持つ、動物の直感力によって行われています。これは野生動物に限らず、虫も草も木も、人間以外の生き物は全て自動的な営みが繰り返されています。

食べ物一つとっても、人間は身体に毒のあるものとそうでないものを言葉によって得た知識でしか判断できないのに対して、動物は直感で自動的に判断できます。

人間は生きる上で必要なものを自給自足できません。お金を払って他人の働きに頼る必要があります。そのお金を稼ぐために、他人の代わりに働く必要があります。

人間が後世に命を繋ぐ方法は、他の動物とかなり異なります。近年は、日本人の生涯未婚率がどんどんと上昇しています。直感に蓋をしているため、「ピンとくる相手」を感じ取れなくなっています。動物は、子孫を残すために有効な相手を直感で自動的に見つけます。今も自然の中で生きているマサイ族は、出会って5分で求婚します。

先進国と呼ばれる地域で暮らす人々は、仮にピンとくる相手がいたとしても相手の生まれや育ち、職業や収入といった部分を確認して、その結婚にどのような意味があるかどうかを検討してからでないと求婚しません。

しかし人間も動物の一部です。確率的には、50人に1人程度の割合で子孫を残すために有効なDNAを持った異性が存在するそうです。ですが都会では、人間の数が多すぎます。学校では、1クラスに30人程度の人が一つの教室で一定時間を共にします。通勤電車では、密着した距離で同性異性を問わずに一定時間缶詰状態になります。毎日、何百人もの人とすれ違います。

こうした生活環境では、直感は邪魔になります。なぜなら、学校へ行くたびにムラムラしてしまっては勉学は手につきませんし、通勤電車に乗るたびにムラムラしてしまっては痴漢やストーカーの罪を着せられてしまうからです。

また、大人になると気の合わない人とも仕事をしなければならなくなりますし、嫌な事でも続けていかなければならない状況が増えてきます。「気が合わない」、「気が向かない」、「嫌だ」という感覚は、直感であるケースが多いですが、社会生活を営む上では、自分の直感よりも思考で導き出された結果を優先する方が、結果を想像しやすいため、結果的に思考が優先されます。

このように現代社会では、直感を使うと生活上のデメリットが多くなります。その代わりに、知識を基にした思考によって状況を理解して判断するようになりました。人々は、直感を必要としなくなり、それに気付かないように蓋をしている状態なのです。

しかし、人間でも小学校に入学する前くらいまでは直感で生きています。生まれてすぐにお母さんのおっぱいを探し、ハイハイを始めて、声を発して外界とのコミュニケーションを求めます。これらは全自動で行われます。子供同士の遊びもまた、興味深いものです。気の合う人と合わない人を直感で選んで遊んでいます。やりたいことはやりたがるし、やりたくないことはやりません。それは、赤ちゃんや子供は言葉と思考が未発達で、自然に近い存在だからです。

直感に蓋をしているとが、現代人・現代社会が抱える問題の根源になっていると私は考えています。では、直感を取り戻すために何をすればよいのか。それこそが、「自然と触れ合う時間を持つこと」です。

自然そのものに意味は無く中庸です。豊かな恵みを与えてくれることもあれば、災害が襲う事もあります。自然の中に身を置けば、有無を言わさず起きる事象を受け入れざるを得ません。

一つ、例を紹介しましょう。森林浴が気持ちよいと感じるのは、直感が気持ちよいと感じているからにほかなりません。多分だれも「森林の雰囲気中に含まれる100cc当たりのフィトンチッド濃度が、都会に比べて24%高いから気持ち良いのだ。」と、意味を考えて初めて気持ちよいと感じる人はいない無いはずです。

でも、人間はこれに近いおかしなことをしています。例えば、このようなことがあります。「この人は有名大学の工学部出身で手堅い企業に勤めているし、年収は1000万円を超えている。一緒にいて、ときめくことはあまりりないけれど、結婚したら生活に困る可能性は少ないだろう。」などと思考して求婚したります。婚活パーティーの参加条件に、男性では「年収」の項目が入っていることがそれを物語っていますよね。

でも、長続きするのは直感的に結婚したカップルです。これは1つの例にすぎません。人間は思考を優先するあまりに、選択を見誤っていることが多いのです。

「何となく違和感がある」、「どうも好きになれない」、「何だか乗り気にならない」このような直感的な感覚に気付くことで、より賢明な選択をすることができるようになります。

そして、こうした直感的な感覚を磨くために、「自然と触れ合う時間をもつこと」が必要なのです。

次回は、「いろんなことにチャレンジしてみること」について書いていきます。

今日もありがとうございました。

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エンライトは、似たような価値観を持つ仲間と共に、新しい暮らしの形を作ることを目指しています。それは、日々の暮らしが遊びであり、学びであり、働くことでもある、「遊暮働学」というライフスタイルです。

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この記事を書いた人

千葉県我孫子市出身/二児の父/人生の経営者として生きる40代パパ/手作り生活研究家/里山料理研究家/halu農法・創命農法実践家/薪割りマスター/薪ストーブ活用アドバイザー/住宅断熱アドバイザー/自然エネルギー活用コンシェルジュ/ブログ「縄文生活」運営/電気工事士/ワークショップ講師/
20歳の時にペンション・シャロムヒュッテの臼井さんとの出会いに衝撃を受け、何でも作ることのできる人になることを意識するようになる。3回の転職と日常生活での実践を経て、電気・建築・木工・溶接・配管、金属加工・陶芸・農・野草採取・料理・ワークショップ講師など、生活全般を自給自足できる技能を習得。想像し、アイデアを形にすることが得意。
コロナ禍と友人の死をきっかけに、「人生を主体的にデザインする生き方」、「そこそこの人生から最高の人生へ変化する」ことを強く意識するようになる。
現在の目標はセルフビルドで自宅を建築すること。理想は、誰もが自らの能力を活かし、家族や仲間と共に愉しく暮らせるコミュニティーで生活すること。縄文時代の英知に現代のテクノロジーを融合させたライフスタイルを日本の文化にすることを目指す。

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