秋作のじゃがいもの準備

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早いもので季節は9月になろうとしています。二十四節季の処暑を過ぎ、秋作の準備や種まきの季節となりました。作業の遅れていた私の畑でも、秋冬作に向けた畝立てや種まきをようやく始めれそうです。

今年の夏は夏至以降の猛暑から始まり、異例の速さで梅雨明けしましたが、意外と夏季の雨量が多かったため、畑の草の育成が大変旺盛でした。正直なところ、畑に行くたびに草刈りで終わってしまうような状況で、肝心の作物の手入れが間に合っていませんでした。

今年の2月から始めた畑ですが、1つ課題が見えてきました。それは、自宅から車で30分掛けて通う必要があるという距離の問題です。自宅から10km以上離れているうえ、日中は仕事のため、畑に毎日通う事ができません。すると必然的に週末の土日のどちらかで畑に行くようになるわけですが、週に1回の作業では、草刈りさえ追いつかない状況ですし、夏野菜のキュウリ、ナス、トマトは、収穫時期を逃すことが常となります。2週間も経ってしまうと作物はほぼ草に覆われてしまいますし、作物そのものはお化けの様に巨大化してしまいます。

夏季の植物の旺盛な生命力に感心しつつも、農家さんの苦労を垣間見た気がしました。ちなみに私が実践する農法は、草と虫も動物も、全ては人間を応援してくれている存在でるという基本的な考え方があります。このため、草は刈って抑制することはあっても、除草剤で制するようなことはしません。

草は、畑に必要な養分を補給してくれるし、地上と地下の生態系を豊かにします。草のおかげで無肥料で野菜が育つようなものですから、うまく付き合っていく必要があります。

さて、畑に行けるのが週に1回の私でも管理しやすく育てやすい作物。それがイモ類です。今、サツマイモとキクイモが畑に植わっていますが、ほぼほったらかしで育っています。ジャガイモも同様に、それほど手間を掛けずとも収穫できます。そのうえ、保管も効いてカロリーと栄養価も高い、三拍子揃った作物です。

上:グランドペチカ、下:アンデスレッド
半分に切った種芋

春作のジャガイモは、きたあかり、だんしゃく、メークインの三種を植えました。秋作は、アンデスレッド、グランドペチカ、シャドークイーンの三種類を植えます。写真をご覧のとおり、イモの色は赤っぽく、個性的です。あまり市場に出回らない品種の方が、作ってみて楽しいかなという事もあり、この三種を選択しました。また、どれも乾燥した涼しい気候を好むため、秋作には最適です。

ということで、イモを縦方向に半分に切って種芋づくり。切ったイモは切り口を乾燥させてから植え付けます。今日の作業はここまで。後は畝立てとマルチの後に植え付けます。

今日もありがとうございました。

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この記事を書いた人

千葉県我孫子市出身/二児の父/人生の経営者として生きる40代パパ/手作り生活研究家/里山料理研究家/halu農法・創命農法実践家/薪割りマスター/薪ストーブ活用アドバイザー/住宅断熱アドバイザー/自然エネルギー活用コンシェルジュ/ブログ「縄文生活」運営/電気工事士/ワークショップ講師/
20歳の時にペンション・シャロムヒュッテの臼井さんとの出会いに衝撃を受け、何でも作ることのできる人になることを意識するようになる。3回の転職と日常生活での実践を経て、電気・建築・木工・溶接・配管、金属加工・陶芸・農・野草採取・料理・ワークショップ講師など、生活全般を自給自足できる技能を習得。想像し、アイデアを形にすることが得意。
コロナ禍と友人の死をきっかけに、「人生を主体的にデザインする生き方」、「そこそこの人生から最高の人生へ変化する」ことを強く意識するようになる。
現在の目標はセルフビルドで自宅を建築すること。理想は、誰もが自らの能力を活かし、家族や仲間と共に愉しく暮らせるコミュニティーで生活すること。縄文時代の英知に現代のテクノロジーを融合させたライフスタイルを日本の文化にすることを目指す。

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