種取りを繰り返して7年ほど程度になる大根。2022年の秋に種を蒔き、冬を越して2月になっても収穫が続いています。霜に当たってダメになってしまった部分もあるけど、糖分を蓄えているのか意義と平気。畑にはまだ結構な本数が残っているけど、毎回引き抜く度にうれしいものです。
2月になると大根は、春に花を咲かせて種を付ける準備を始めているようです。そんな、命を繋ごうという姿を見ると、引き抜いて食べてしまうのがもったいないという気持ちも芽生えてきます。でも、せっかく育ったのだから美味しくいただいて、一部の大根は、次世代以降へ種を繋ぐ為に残すことにしました。
ところで、大根の肥育は大成功でした。肥料はおろか水もやっていないのに、種を蒔いただけで立派な大根が育ちました。品種は普通の青首大根だったはず。抜いてみると、三浦大根のように太く育ったものもあれば、八百屋で見かけるようなスラッとしたものまで、畑の中でも大根の育ち具合はまちまちです。
お陰様で大根とサツマイモは自給できています。無肥料、無農薬ですから、燃料や肥料価格の高騰の影響を受けることもありません。2022年の啓蟄から始めた無肥料無農薬栽培の実践は、2年目に入りました。この一年間で体感したことは、家族が食べていく為に必要な野菜は、十分に育てることができるということです。そしてなにより、自分の目の届くところで肥料も農薬も使わずに、完全に自然の力で育った野菜ほど、安心して食べることのできるものは無いという事です。
大根は春先まで、まだまだ楽しめそうです。