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友人宅の敷地に立ち枯れした樹木が何本かあります。その中から幹元の直径約30cm、高さ10m程度の山栗の木を伐採しました。

伐倒前の様子

これまで、倒木の玉切りは何度もやりましたが、立木の伐採は初めての経験です。
以前、伐木作業者安全必携という、チェーンソーによる伐木等特別教育で使用されていたテキストを読んだ事がありました。また、DVD教材で動画による伐木作業の勉強をしたことがありました。その時に勉強した知識も頼りに、友人と2人で試行錯誤しながらの伐木作業。

初めに幹元に追い口切りを施して木が倒れましたが、隣の杉の木に斜めに寄り掛かった状態で止まってしまいました。これはいわゆる「かかり木」と呼ばれる状態です。

まずは追い口切りを施す
最後まで倒れなかった
切り株の様子
かかり木の様子

結果的にこのかかり木をチェンソーで3回に分けて切断して全体を伐倒しました。こけし落としのように下から切り落としていくイメージです。このかかり木の処理で手こずり、完了までに90分ほどかかりました。

かかり木の処理にあたっては、ロープも使いました。ロープをかける時のロープ捌きは、外線電工時代に毎日のようにやっていた経験が役に立ち、人生無駄な経験というのは無いのだなと改めて思う次第。

ちなみに縄文時代は一本の丸太を切り倒すために、石斧をかなりの回数振るわなければなりませんでしたが、現代はチェンソーという便利な道具があります。どんなに大きな直径の大木でも切れますし、何より作業が早いです。

今回、実際に立木の伐倒をやってみて、文明の利器の偉大さを実感すると共に、縄文時代の人々はこうした作業そのものが生活であり仕事なのだということを再認識しました。ちなみに、伐倒作業に際してかなりの体力を使いました。お腹もペコペコになり、ご飯が大変に美味しく感じられたのは言うまでもありません。

この日の晩ご飯は、持ち寄りのお肉を直火焼きしたもの中心にしました。牛、豚、鹿と、まさに肉バル。達成感のある肉体労働の後の直火焼きのお肉は本当に最高です。

直火焼きに使う薪も敷地内で作ったもの

毎日、こうして体を使う生活をしていたら、生活習慣病などなるはずがないですね。縄文人は怪我や事故は多かったかもしれませんが、現代人よりもよっぽど心身ともに健康的な暮らしをしていたのかもしれません。

今日もありがとうございました。

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エンライトは、似たような価値観を持つ仲間と共に、新しい暮らしの形を作ることを目指しています。それは、日々の暮らしが遊びであり、学びであり、働くことでもある、「遊暮働学」というライフスタイルです。

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この記事を書いた人

千葉県我孫子市出身/二児の父/人生の経営者として生きる40代パパ/手作り生活研究家/里山料理研究家/halu農法・創命農法実践家/薪割りマスター/薪ストーブ活用アドバイザー/住宅断熱アドバイザー/自然エネルギー活用コンシェルジュ/ブログ「縄文生活」運営/電気工事士/ワークショップ講師/
20歳の時にペンション・シャロムヒュッテの臼井さんとの出会いに衝撃を受け、何でも作ることのできる人になることを意識するようになる。3回の転職と日常生活での実践を経て、電気・建築・木工・溶接・配管、金属加工・陶芸・農・野草採取・料理・ワークショップ講師など、生活全般を自給自足できる技能を習得。想像し、アイデアを形にすることが得意。
コロナ禍と友人の死をきっかけに、「人生を主体的にデザインする生き方」、「そこそこの人生から最高の人生へ変化する」ことを強く意識するようになる。
現在の目標はセルフビルドで自宅を建築すること。理想は、誰もが自らの能力を活かし、家族や仲間と共に愉しく暮らせるコミュニティーで生活すること。縄文時代の英知に現代のテクノロジーを融合させたライフスタイルを日本の文化にすることを目指す。

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