エンライトがブログを始めて1年以上の時が経ち、この間、様々な経験と人との出会いがありました。
今日は、活動を通じて徐々に輪郭が見えてきたことを「仲間づくりをする理由と理想の暮らしのイメージ」と題して記事にしてみました。
この記事を読むと、エンライトが何を目指しているのかが分かります。
下記のようなことを感じている方の参考になる内容だと思います。
・普通に社会生活・日常生活を営んでいながらも、暮らしにどこか違和感を感じることがある。
・もっと、自然や人、自分自身と調和した暮らしをしたい。
・毎日忙しくて、ゆっくり思索する時間もない。
・今の社会のままでは、子どもたちの将来が不安だ。
・手作りの生活に興味がある。
・自給自足に興味がある。
・パーマカルチャーに興味がある。
・半農半Xな暮らしをしたい。
・縄文時代に生きた人々の暮らしになぜか興味がある。
・遊暮働学というキーワードが気になっている。
・三納銀之助さんの活動に興味がある。
エンライトが仲間づくりをする理由
エンライトは20歳の頃に、長野県は安曇野にあったペンションシャロムヒュッテの臼井さんに出会い、大変大きな衝撃を受けました。住まい、食料、仕事、教育、仲間を自然と調和しながら自給しながら、とても楽しそうに暮らしていたからです。
当時の私は、昼間はフルタイムで働き、夜は大学へ通う生活をしていました。
エンライトは高卒で就職して2年で転職したのですが、その訳は、先輩社員の刹那的に生きる様子を見て「このまま働いていたら自分もこうなってしまうのか」「僕のいる場所ではない」と思い、もう一度勉強し直して再就職しようと考えたからでした。
大学在学中の仕事は4年契約の仮の仕事でしたが、8時間勤務で、毎週月から金曜日まで、土曜日も隔週で出勤でした。
正直なところ勉強はあまり得意ではなかったため、学習について行くのが精一杯。
なかなか大変でしたが、仕事と大学の勉強と並行して、どう生きるかという哲学的な疑問を元に、本を読んだり興味の赴くところへ出かけたりしました。
臼井さんとの出会いは大学2年生の頃で、1年後に就職活動を控えたタイミングでした。
臼井さんの運営するペンションは、ただのペンションではありません。
全てが手作りで、なんともセンスが良いのです。運営は、臼井さんのご家族と臼井さんに惹かれて住み込みで働く若者が行っていました。
臼井さんの仲間とのつながりで様々なワークショップも行っており、どれをとっても魅力的でした。
そんな臼井さんと出会った時の衝撃は、まさに「直感」であり「心の声」でした。「この道に進むんだ」という湧き上がってくるような感情。
でも当時の私は、直感を素直に受け止める準備ができていませんでした。
なぜならば、「来年から就職活動が始まる。大学を卒業して企業に就職するのが真っ当な道だ。」という考えがあったからです。
こうして当時の私は、大学を卒業して食品会社の設備担当のエンジニアとして、職を得ることになります。
この時の経験を通じて、大体なんでも作ることができるものづくりの適性があるということに気づくと共に、様々なものを作る上で必要となる知識と技能を習得することに繋がりました。今となってはこの時の経験は財産です。
再び転職した後もサラリーマン生活を継続していましたが、20歳の頃の直感は、エンライトの中でずっと生きていました。
常に意識していたわけではなかったのですが、気付けば臼井さんと同じようにいろんなことができる人になっていて、臼井さんと似たようなことをしている自分がいるのです。
20歳の頃のエンライトが受けた衝撃的な直感や、その後長年に亘って感じ続けている生き方やライフスタルに対する違和感、社会に対する違和感は、今のエンライトの活動の原動力になっています。
「自分さえ良ければ他人のことは気にしないでいい」
「買って手に入れれば満足できる」
「お金があれば何でも買える」
「あらゆる活動に効率を求められる」
「少ない人員で多くの利益を上げる」
「女性も男性と同じように働くのが当たり前」
「子供は保育園に預けて働くのが当たり前」
「1つの組織に所属し、留まる」
「組織命令に従順な大人を育てるための学校教育」
などなど、この社会には枚挙にいとまがないほどに、違和感を感じる価値観や仕組みが蔓延っています。
そして、こうした価値や仕組みに違和感を持つ人たちがたくさんいることをエンライトは知っています。
現代はありがたいことに、インターネットやSNSを通じて沢山の人と繋がることができます。
エンライトは、ネットを通じて人と繋がり、オンラインでの対話やオフラインでの活動を通じてそれぞれの人が持つ違和感を消化しながら、現実の生活を向上させることを目指しています。
どこまでやれるかは分かりませんが、自分が納得のいく生き方を選択することに意味があると考えています。
何事も、新しいことを始めるのに遅すぎるという言い訳は必要ありません。今が一番若い時ですから、とにかくやってみることにしました。
エンライトがイメージする理想の暮らしとは?
エンライトがイメージしている理想の暮らしはこんな感じです。
- 手入れされた雑木林と谷津のある里山が、永続的に維持できる環境であること。
- できれば海まで車で30分程度で行けること。
- 地域に暮らす仲間がいて、お互いに支え合いができる環境が永続的に維持できること。
- 食料の大半を地域で調達できること。
- 住まいの自給を仲間と共にできること。
- 地域の子供達にとって理想的な教育環境を準備できること。
- 経済的な収支が常にプラスであること。
- 行きたい場所へ行きたいときに行けること。
それぞれの項目を説明することは別の機会に譲るとして、 総じて言える事は、現状の暮らしとはかなり異なると言うことです。人は、理想と現状とのギャップが原因で思い悩みます。
まずは思い悩んでいる自分自身に気づくことから始め、言語化して、理想の状態に近づけるように行動することが、思い悩むことを解消していく道筋だと思います。
エンライトには、徐々に理想の実現に近づいている感覚があります。しかも楽しみながら。
話が少し逸れましたが、上記に挙げた理想の暮らしはエンライトが個人的に描くもので、皆がそのような環境で暮らすべきとは考えていません。都会は今後も存在し続けるでしょうし、そもそも理想の暮らしのイメージは十人十色ですから。
その一方で、自分自身の純粋な心や直感、自然や地球との繋がり、人との繋がりといったことから乖離すればするほど、人も社会も様々な問題が生じることは共通していると感じます。なので、「こんな生活スタイルもあるよ」ということを提示することにも意味があるでしょう。
縄文時代の英知と現代のテクノロジーを融合させた、エンライトがイメージする暮らしを実現することで、多くの人が現代の普通の暮らしよりも、相対的に暮らしやすい社会になるのではないかと考えています。
具体的には、エンライトが描く理想の暮らしの様な場所が日本各地にあり、都会で暮らす人々がそこを訪ね交流・活動することで、健全な心身のバランスを取り戻す効果があると考えています。「里山リトリート」とでも言いましょうか。
この様な取り組みが日本各地で起きることで、社会全体が良くなって行くイメージを描いています。
仲間づくりはリアルとオンラインの両方で
実際に、理想の暮らしの環境で生活するためには、どうしてもリアルな場所が必要になります。
エンライトは、そのような場所をつくることと、その様な場所に集う仲間を見つけることの両方に取り組んでいますが、リアルの場所をつくる具体的な方法論は持ち合わせていません。
では、どうすれば良いか?その答えが最近見えてきました。
それは、常に意識して求め、行動し続けることです。実現に向けた行動をしていると必要な人や情報と出会う様になります。出会いの意味に気づき、選択を重ねて行くことが実現への道筋です。
また、現代はオンラインコミュニケーションツールを手軽に使える環境が整っていますから、仲間づくりをする上での物理的、時間的な問題もクリアできつつあります。
エンライトは、リアルでいろんなところに出かけて人に実際に会い、現場を体感することを大切にしていますが、同時にウェブサイトでのコミュニケーションも大切にしています。
こうして活動して行くうちに、しかるべきタイミングで理想の暮らしに大きく踏み出すタイミングが来るとみています。
まだまだ道半ばですが、楽しみながら歩んでいきます。良かったらご一緒しませんか?