散歩道の途中でヤマイモの自生地を見つけました。ヤマイモを掘るのは骨が折れる作業ですが、ヤマイモの種子なら簡単に採取でき、それなりの量も確保できるのでお勧めです。ちなみに、ヤマイモの種子は「ムカゴ」と言います。スーパーや八百屋に並ぶことはまずありませんが、里山の直売所でたまに見かけることがあります。
9月はムカゴの季節。ヤマイモの葉っぱの見分けができれば、比較的に容易に見つけることができます。ただ、気を付けないといけないことが一つあります。それは「ニガカシュウ」という有毒植物のムカゴと間違えないこと。ヤマイモと同じ科目のつる性植物で、ヤマイモとそっくりなムカゴを付けます。見分ける一番のポイントは、「苦いか苦くないか」少しかじって苦ければ、それはニガカシュウです。さらに、葉っぱの形は、ヤマイモの葉っぱは全体的にスリムで先っちょがとがっているのに対して、ヌカガシュウは丸っこいハート形をしています。
さて、ムカゴの調理方法ですが、お勧めは素揚げに塩をまぶした「フライドムカゴ」。ビールのつまみに最適です。その他には、茹でて塩を振っても良いですし、炊き込みご飯の具材にしても美味しいです。食感はヤマイモ同様にぬめりがあり、独特の香りも楽しめます。
秋の味覚に一品いかがですか?
今日もありがとうございました。